寄付プロジェクト


浮月楼の弓反橋を
倒木した樹齢150年の春楡の御神木を材に生かし架けるプロジェクト

四季折々の樹々が映る池、そして人々を迎えてきた一本の橋。
徳川慶喜公邸跡 浮月楼の明輝館・庭園の象徴ともいえるその橋が、いま老朽化のため架け替えを必要としています。
しかし私たちは、ただ橋を新しくするだけではなく、自然と文化が共に息づく“再生の象徴”として、この橋をつくりかえたいと考えております。

折れた御神木 ― ハルニレの命を橋にかえて

七年前、庭園にそびえていた樹齢百年のハルニレの樹が、自身の重みに耐えきれず、片側が折れて池に沈みました。
このハルニレは、庭園内の子福稲荷神社の御神木のような存在として、長く浮月の時を見守ってきました。
私たちはこの樹をただ朽ちるままにせず、その木を用いて新しい橋を架け直すことを決意しました。
折れた樹が、再び人を渡す橋として生まれ変わる――それは、自然への感謝と、命の循環を象徴する再生のプロジェクトです。

皆さまからのご支援は、以下の費用に充てられます。

・橋の架け替え工事費用(設計・施工・安全対策)
・沈んでいるハルニレの引き上げ・製材・再利用費用
・折れかけた枝の補強・樹木保全作業
・庭園全体の保全整備(池周辺・照明・歩道など)
・完成披露会・文化催事の開催費用

このすべてを通じて、庭園・自然・人の心をつなぐ再生を実現します。

庭を“守る”から、“ともに愉しみ、育てる”へ

綺麗に整備された庭、新しい橋のある風景を舞台に、これからも能や芸妓の宴、伝統的な花火など、四季折々に庭を愉しむ催しを企画していきます。
多くの方にこの庭の魅力を感じていただきながら、共に守り、育てていく場所として浮月庭園を未来へつなげていきます。

命をつなぐ橋を、未来へ

朽ちた木が再び橋として蘇り、人を迎え、時をつなぐ。
その姿は、文化を継ぎ、自然と共に生きる日本の心そのものです。
どうか、皆さまの想いをこの橋に託してください。
折れたハルニレが、再び人を渡す日を共に迎えましょう。
また、新たに架けられた橋の下を、慶喜公が住まわれていた頃のように船を浮かべてくぐり、月見や花見を行う。
そんな文化とともに生き続ける庭がこれからも続くよう皆様と共に守っていきたいと考えております。


また、寄付金は下記の目的としても集めさせていただきます。

庭園保全・維持管理基金
― 四季を彩る浮月の庭を、未来へ残すために ―

浮月楼の庭園は、明治以来の造園技術が受け継がれる貴重な文化景観です。
しかしその美しさは、毎日の清掃、剪定、池の維持、土壌の管理など、多くの専門職の手で守られています。
●年間の庭園維持費
●植栽管理や橋・灯籠の保全
●技術を持つ庭師の人件費
これらは文化財としての価値を守るために欠かせないものです。
皆さまの寄付が、庭園の四季と景観を支える力になります。

文化財建築・明輝館 復旧・補修基金
― 雨漏り、老朽化…文化財を守るための必須の修繕 ―

文化財として登録された明輝館は、長い年月を経て、雨漏りや土壁の傷み、襖・畳の劣化など、随所に補修が必要となっています。
文化財の修繕は専門技術を要し、一般的な工事とは異なる丁寧な工程が求められます。
●明輝館の雨漏り対策
●土壁、襖、畳などの伝統的素材の補修
●建具・梁の劣化箇所の修繕
皆さまのご支援が、歴史と建築文化を次世代へとつなぎます。


寄付のかたち

今後、ご賛同いただける方へ、具体的な活動方針やリターンが正式に決定次第、ご案内を差し上げます。
ご賛同いただける方にはそれぞれ、プランが決定次第、個別にご案内致しますので、下記フォームよりお名前・メールアドレスをご登録いただければ嬉しく存じます。

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