浮月楼「明輝館」/「庭園」文化財登録
記念シンポジウム

建築から庭へ、
「慶」の精神から未来へ

日時 / 2025年7月25日(金) 16:20 ~

庭

徳川慶喜公屋敷跡地として、134年間継がれてきた浮月楼は、新しく生まれ変わります。
この度、浮月楼 「明輝館」が国登録有形文化財(建造物)、「庭園」が国登録記念物(名勝地関係)として登録される予定です。
この登録を契機に、「一般財団法人 浮月内匠寮 (ふげつたくみりょう)」を誕生させます。
伝統を捉えながらも、革新性を織り交ぜてきた慶喜公の思想。この精神を軸に、これからの時代にどう守り続けていくのかをミッションのひとつに掲げています。
この度、記念すべき登録を未来の視座で捉えるべく、特別なセッションを開催いたします。
浮月楼の芸術顧問でもある華道家 辻 雄貴氏をファシリテーターに、文化財を次世代に繋ぐための3名のスペシャルゲストを迎え、株式会社浮月 代表取締役社長 久保田 耕平がこの瞬間を皆様にお伝えするべく登壇いたします。
華道家 辻 雄貴氏は、自然と共生し、生命を彫刻するという独自のいけばなの思想から、浮月楼内に「浮月花寮」と銘打った迎賓の建築を構築。
建物は、庭に繁茂する自然と繋がり、庭を中心に四季の循環や伝統芸能が融和する新たな文化体験の複合的な迎賓の空間を目指しました。
シンポジウムでは、各領域の視座から、これからの未来に庭と文化財の建物を守るため、今、私どもは何を革新していくべきか、
ゲストの皆さまとともに思考を巡らせたいと思います。


登壇者

久保田 耕平
久保田 耕平
株式会社浮月代表取締役社長

立教大学社会学部観光学科を卒業後、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、アジアなど、約20カ国を巡り、見識を深める。東京・築地での就業後、2008年、「浮月楼」へ入社。
2018年、専務取締役に就任。2021年4月、叔父・久保田隆より社長職を引き継ぐ。
小柏 典華
小柏 典華
芝浦工業大学建築学部建築学科准教授博士(文化財)

「明輝館」の有形文化財登録と「庭園」の名勝登録にあたり、「明輝館」と「庭園」の実測を実施。
浮月楼の建物と底圃の価値を最大限に可視化。
建造物および底園の文 化財価値の本質を探究する。
原 瑠璃彦
原 瑠璃彦
静岡大学 人文社会学科 領域准教授

日本庭園研究家として活躍。
日本各地の庭園の歴史を紐解き、3Dデータアーカイヴ化する底園アーカイヴを主導。
浮月楼の底園の3Dデータスキャンを実施。
檜山 敦
檜山 敦
ソーシャルデータサイエンス研究科教授
東京大学先端科学技術研究センター特任教授

多世代を貫く新しい社会参細システムを生み出すとともに、超高齢社会を支えるテクノロジーを開発。
世代や時を超え、文化財や薩を継ぐ組織、人とは何か。

ファシリテーター

辻 雄貴

浮月楼芸術顧問 / 華道家 / 現代美術家

既存の枠組みを超えて、建築デザイン、舞台美術、彫刻、プロダクトデザインなど、人と建築と植物の関係性を考えた空間表現を演出する。
世界を舞台に、日本の自然観・美意識を表現している。


シンポジウム詳細

日時:2025年7月25日(金)
16:00 受付 / 16:20 開始
参加費:無料

参加をご希望の方は、下記フォーム、または、お電話( TEL: 054-252-0131 )にてお申し込みください。
※本シンポジウムは、席数に限りがあるため、お申込みの先着順にてご案内いたします。

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